DaVinci Resolveに最適なPCスペックとは

映像制作の現場で求められる性能
DaVinci Resolveは映像制作の現場で圧倒的な支持を集めているカラーグレーディングソフトウェアです。
私が映像制作会社と協業する中で実感するのは、このソフトウェアの要求スペックが想像以上に高いという点。
特に4K以上の素材を扱う場合、GPUの演算能力とメモリ容量が制作効率を左右することが分かっています。
DaVinci Resolveが他の編集ソフトと決定的に異なるのは、GPUアクセラレーションへの依存度の高さ。
カラーグレーディングやエフェクト処理において、グラフィックボードの性能が作業速度に直結します。
CPUも重要ですが、GPUの選択こそが一番の肝。
プロが重視する3つの要素
映像編集PCを構成する際、制作会社が特に重視するのはGPUメモリ容量、システムメモリ容量、そしてストレージ速度の3点になります。
これらのバランスが取れていないと、レンダリング待ちや書き出し時間の増大で制作スケジュールに支障をきたしてしまいますよね。
GPUメモリは16GB以上が必須条件となります。
4K素材を複数レイヤーで扱う場合、12GB以下では明らかにメモリ不足に陥る可能性があるからです。
システムメモリも32GBをスタートラインと考え、本格的な制作環境なら64GB以上を推奨します。
Gen.4 SSDの2TB以上を選択し、プロジェクトファイルと素材を分けて管理する運用が当たり前になっています。
実機構成1:コストパフォーマンス重視モデル

基本スペックと選定理由
予算を抑えながらも実用的な編集環境を構築したい方におすすめなのが、GeForce RTX5070TiとRyzen 7 9700Xを組み合わせた構成。
この組み合わせは、フルHDから4K編集まで幅広くカバーできる性能を持ちながら、価格面での優位性が際立ちます。
RTX5070TiはBlackwellアーキテクチャの恩恵を受け、前世代と比較してレイトレーシング性能とAI処理能力が大幅に向上しました。
DaVinci ResolveのAI機能である顔認識やオブジェクトトラッキングを多用する編集スタイルでは、この性能向上を実感できるはず。
Ryzen 7 9700XはZen5アーキテクチャにより、マルチスレッド性能と電力効率のバランスが秀逸です。
エンコード処理やエフェクトのベイク作業において、Core Ultra 7シリーズに匹敵するほどの処理速度を発揮します。
詳細な構成パーツ
| パーツ種別 | 選定モデル | 選定理由 |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 9700X | 8コア16スレッドでマルチタスク性能が高く、発熱も抑えられている |
| GPU | GeForce RTX5070Ti | 16GBのGDDR7メモリ搭載で4K編集に対応、DLSS 4による高速プレビューが可能 |
| メモリ | DDR5-5600 32GB | Crucial製を選択、デュアルチャネル構成で安定性重視 |
| ストレージ | Gen.4 SSD 2TB | WD製Black SN850Xで読込速度7,000MB/s超を実現 |
| CPUクーラー | DEEPCOOL AK620 | 空冷ながら優れた冷却性能でRyzen 7を安定動作させる |
| 電源 | 850W 80PLUS Gold | RTX5070Tiの消費電力に余裕を持たせた容量設定 |
この構成の実売価格は30万円前後に収まります。
BTOパソコンショップでカスタマイズする場合、メモリとストレージのメーカー指定ができる店舗を選択した方がいいでしょう。
特にストレージは安価なノーブランド品を避け、WDやCrucialといった信頼性の高いメーカー製を指定することで、長期運用時のトラブルを回避できます。
実際の編集作業での体感
この構成で4K 30fps素材を編集した際、カラーホイールの調整やノードの追加がリアルタイムでプレビューに反映されました。
正直ここまでスムーズだとは思っていませんでした。
ただし、4K 60fps素材を3レイヤー以上重ねると、プレビュー品質を下げる必要が出てくる場面もあります。
フルHD素材がメインの制作環境なら、このスペックで不満を感じることはほとんどないでしょう。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56R
| 【ZEFT Z56R スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56U
| 【ZEFT Z56U スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake Versa H26 |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58N
| 【ZEFT Z58N スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | LianLi A3-mATX-WD Black |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DC
| 【ZEFT Z55DC スペック】 | |
| CPU | Intel Core i5 14400F 10コア/16スレッド 4.70GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | NZXT H9 FLOW RGB ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH |
| マザーボード | intel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
実機構成2:バランス重視のプロ仕様モデル

ハイエンドGPUで実現する快適編集
制作会社の標準機として採用されることが多いのが、GeForce RTX5080とCore Ultra 7 265Kを組み合わせた構成。
RTX5070Tiから一段階上のGPUを選択することで、4K 60fps素材の複雑な編集作業でもストレスフリーな環境を構築できます。
DaVinci Resolveでは、カラーグレーディング時に複数のノードを重ねたり、OpenFXプラグインを多用したりすると、GPUメモリの消費量が急激に増加します。
Core Ultra 7 265Kは、Lion Coveアーキテクチャの採用により、シングルスレッド性能とマルチスレッド性能の両立を実現しました。
詳細な構成パーツ
| パーツ種別 | 選定モデル | 選定理由 |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 7 265K | 20コア構成でマルチタスク性能が高く、NPU搭載でAI処理も高速 |
| GPU | GeForce RTX5080 | 24GBのGDDR7メモリで複雑なプロジェクトにも対応、8K編集も視野に |
| メモリ | DDR5-5600 64GB | GSkill製を選択、大容量でメモリ不足の心配なし |
| ストレージ1 | Gen.4 SSD 2TB | システム・アプリケーション用、Crucial製T700 |
| ストレージ2 | Gen.4 SSD 4TB | プロジェクト・素材用、WD製Black SN850X |
| CPUクーラー | DEEPCOOL LT720 | 360mm簡易水冷でCore Ultra 7を確実に冷却 |
| 電源 | 1000W 80PLUS Platinum | RTX5080の高負荷時も安定供給、効率性も重視 |
この構成の実売価格は50万円前後。
プロ用途として考えれば、投資対効果は充分に見込めます。
特にクライアントワークで納期が厳しい案件を抱えている制作会社にとって、レンダリング時間の短縮は直接的な利益につながりますからね。
プロジェクト規模別の性能評価
しかし4K 60fps素材を5レイヤー以上重ね、さらにノイズリダクションやシャープネス処理を加えても、プレビュー品質を落とさずに作業できるのは驚きのひとことです。
8K素材の編集も可能ですが、プレビュー品質は1/2程度に落とす必要があります。
それでも編集作業自体は問題なく進められますし、書き出し時のGPUエンコード速度は圧倒的。
10分の4K映像なら約5分で書き出しが完了し、制作効率が大幅に向上しました。
Dynamic Linkを使用してAfter Effectsのコンポジションを直接DaVinci Resolveのタイムラインに配置しても、メモリ不足でクラッシュすることがなくなりました。
実機構成3:最高峰のフラッグシップモデル


妥協なき性能を求めるプロフェッショナルへ
8K編集や複雑なVFX作業を日常的に行う制作会社が選ぶのが、GeForce RTX5090とRyzen 9 9950X3Dを組み合わせた最高峰の構成。
この組み合わせは、現時点で民生用として入手可能な最強のDaVinci Resolve編集環境といえます。
RTX5090は32GBという圧倒的なGDDR7メモリ容量を誇り、8K素材の編集でもGPUメモリ不足に陥ることはまずありません。
Blackwellアーキテクチャの第4世代RTコアと第5世代Tensorコアにより、レイトレーシングとAI処理の両面で前世代から大幅な性能向上を遂げています。
詳細な構成パーツ
| パーツ種別 | 選定モデル | 選定理由 |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 9 9950X3D | 16コア32スレッド+3D V-Cacheで最高峰の処理性能 |
| GPU | GeForce RTX5090 | 32GBのGDDR7メモリで8K編集も余裕、最大1.8TB/sの帯域幅 |
| メモリ | DDR5-5600 128GB | GSkill製を選択、大規模プロジェクトでもメモリ不足なし |
| ストレージ1 | Gen.5 SSD 2TB | システム・アプリケーション用、Crucial製T705で最高速度 |
| ストレージ2 | Gen.4 SSD 4TB | プロジェクト用、WD製Black SN850X |
| ストレージ3 | Gen.4 SSD 8TB | 素材・アーカイブ用、キオクシア製EXCERIA PRO |
| CPUクーラー | Corsair iCUE H170i ELITE | 420mm簡易水冷で最高の冷却性能を確保 |
| 電源 | 1600W 80PLUS Titanium | RTX5090の高負荷時も余裕の電力供給、最高効率 |
この構成の実売価格は100万円を超えます。
個人で導入するにはハードルが高いですが、制作会社の主力機として、あるいは大規模プロジェクト専用機として導入する価値は充分にあります。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60SC


| 【ZEFT R60SC スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850I Lightning WiFi |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Z


| 【ZEFT Z56Z スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R62L


| 【ZEFT R62L スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60IE


| 【ZEFT R60IE スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen5 9600 6コア/12スレッド 5.20GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| マザーボード | AMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z52DR


| 【ZEFT Z52DR スペック】 | |
| CPU | Intel Core i9 14900KF 24コア/32スレッド 6.00GHz(ブースト)/3.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | LianLi O11D EVO RGB Black |
| CPUクーラー | 水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II Black |
| マザーボード | intel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
極限の編集環境がもたらす生産性
カラーグレーディングのノードを10段以上重ねても、リアルタイムでプレビューに反映されます。
書き出し速度は圧巻で、10分の8K映像でも約15分で完了。
4K映像なら10分の素材を約3分で書き出せるため、クライアントへの納品前の最終確認作業が格段にスムーズになりました。
メモリ128GBの恩恵は、複数のプロジェクトを同時に開いて作業する場合に顕著です。
DaVinci Resolve、After Effects、Photoshopを同時起動し、さらにブラウザで資料を確認しながら作業しても、システムが重くなることはありません。
Gen.5 SSDをシステムドライブに採用したことで、アプリケーションの起動速度やプロジェクトの読み込み速度が劇的に向上。
ただし発熱が非常に高いため、大型ヒートシンクとケースのエアフロー設計には注意が必要です。
BTOパソコンでの購入時の注意点


カスタマイズで重視すべきポイント
BTOパソコンショップでDaVinci Resolve用PCを購入する際、標準構成のまま注文するのは避けたいところ。
特にメモリとストレージは、メーカーを指定できるショップを選ぶことが重要です。
メモリについては、Micron(Crucial)、GSkill、Samsungといった信頼性の高いメーカー製を選択しましょう。
ノーブランドのメモリは価格が安い反面、相性問題や初期不良のリスクが高まります。
DaVinci Resolveは大量のメモリアクセスを行うため、安定性が命。
ストレージも同様で、WD、Crucial、キオクシアといった実績のあるメーカー製を指定すること。
特にGen.4 SSDは製品による性能差が大きく、安価な製品では公称値の半分程度の速度しか出ない場合もあります。
保証とサポート体制の確認
制作会社として業務用PCを導入する場合、保証期間とサポート体制は必ず確認しておきたい項目。
標準保証が1年のショップが多いですが、有償で3年保証に延長できるサービスを提供しているショップもあります。
オンサイト保守サービスに対応しているショップなら、万が一のトラブル時も技術者が現地に来て修理対応してくれます。
電話サポートの対応時間も重要なチェックポイント。
平日のみのサポートではなく、土日祝日も対応しているショップを選ぶと安心感が違います。
DaVinci Resolve用PCの組み立てとセットアップ


初期設定で押さえるべき項目
PCが手元に届いたら、まずはBIOSの設定を確認しましょう。
特にメモリのXMP(Intel)またはEXPO(AMD)プロファイルが有効になっているかどうかをチェックしましょう。
この設定が無効だと、DDR5-5600のメモリを搭載していても、標準のDDR5-4800で動作してしまう可能性があるからです。
Windowsのインストール後は、GPUドライバーを最新版に更新すること。
NVIDIAのStudio Driverは、クリエイティブアプリケーション向けに最適化されており、DaVinci Resolveとの相性も良好です。
プロジェクトファイルと素材を別々のドライブに配置することで、読み込み速度が向上し、編集作業がスムーズになります。
パフォーマンス最適化の実践
DaVinci Resolveの環境設定で、GPUメモリの割り当てを最大に設定しましょう。
デフォルトでは控えめな設定になっていることが多く、GPUの性能を十分に引き出せていない場合があります。
常にフル解像度でプレビューしようとすると、ハイエンドGPUでも処理が追いつかない場面が出てきます。
キャッシュが蓄積されると数十GBに達することもあるため、容量に余裕のあるドライブを選択した方がいいでしょう。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT Z57D


| 【ZEFT Z57D スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN SR-u5-4070J/S9


| 【SR-u5-4070J/S9 スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | INWIN IW-BL634B/300B2 |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 300W 80Plus BRONZE認証 |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z59M


| 【ZEFT Z59M スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Corsair FRAME 4000D RS ARGB Black |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DS


| 【ZEFT Z55DS スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS ROG Hyperion GR701 ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
予算別の最適な選択肢


30万円以下で実現する編集環境
限られた予算でDaVinci Resolve用PCを構築する場合、GeForce RTX5060TiとRyzen 5 9600の組み合わせが現実的な選択肢になります。
RTX5060Tiは12GBのGDDR7メモリを搭載し、フルHD編集なら充分な性能を発揮します。
50万円前後のミドルレンジ構成
この価格帯では、先述したRTX5070TiとRyzen 7 9700Xの組み合わせが最適解。
4K編集を本格的に行うなら、このクラスの性能が必要最低限のラインといえます。
この構成なら、フリーランスのクリエイターから小規模制作会社まで、幅広いニーズに対応できます。
100万円超のハイエンド構成
予算に余裕があるなら、RTX5090とRyzen 9 9950X3Dの組み合わせで妥協のない環境を構築しましょう。
8K編集やVFX作業を日常的に行う制作会社にとって、この投資は制作効率の向上という形で確実にリターンをもたらします。
メモリは128GB、ストレージはGen.5 SSD 2TB+Gen.4 SSD 4TB+8TBのトリプル構成とし、大規模プロジェクトにも対応できる余裕を持たせます。
ケースとエアフローの重要性


冷却性能が作業効率を左右する
DaVinci Resolve用PCでは、GPUとCPUの両方が高負荷状態になることが多く、ケースの冷却性能が非常に重要になります。
特にRTX5090のような高性能GPUは発熱量も大きく、適切なエアフローがないとサーマルスロットリングが発生してしまいますよね。
ピラーレスケースは見た目の美しさだけでなく、内部の熱気を効率的に排出できる設計が魅力。
NZXTやLian Liのピラーレスケースは、強化ガラスパネルを採用しながらも、エアフローを犠牲にしない設計が施されています。
DEEPCOOLやCOOLER MASTERのケースは、価格と性能のバランスが取れており、BTOパソコンでも選択肢に入ることが多いです。
静音性と冷却性能の両立
制作会社のオフィス環境では、PCの動作音も無視できない要素。
特に音声収録を行うスタジオと同じフロアにPCを設置する場合、静音性は絶対に避けたいですよね。
Fractal Designの木製パネルケースは、高級感のある外観と優れた遮音性を両立しています。
フロントパネルに天然木を使用したモデルは、オフィスのインテリアとしても映えますし、動作音を効果的に抑制します。
ケースファンの回転数を制御できるファンコントローラーを導入し、作業内容に応じて冷却と静音のバランスを調整できる環境を整えるのも効果的です。
モニター環境の最適化


カラーグレーディングに必須の色域
DaVinci Resolveでカラーグレーディングを行う場合、モニターの色域カバー率が作業品質を左右します。
最低でもsRGB 100%、できればDCI-P3 95%以上をカバーするモニターを選択しましょう。
27インチから32インチのサイズが、視認性と作業効率のバランスが良好です。
リファレンスモニターとして、BenQのSWシリーズやEIZOのColorEdgeシリーズは、制作会社での採用実績が豊富。
デュアルモニター構成の実践
DaVinci Resolveの作業効率を最大化するなら、デュアルモニター構成が理想的。
メインモニターでタイムラインとプレビューを表示し、サブモニターでカラーホイールやスコープを表示する運用が一般的です。
RTX5070Ti以上のGPUなら、4Kモニター2台を接続しても性能低下はほとんどありません。
DisplayPort 2.1bに対応しているため、8K解像度のモニターも将来的に接続可能です。
エルゴトロンのモニターアームは、制作会社での採用率が高く、耐久性も優れています。
周辺機器の選定ポイント


編集効率を高めるコントロールパネル
DaVinci Resolve専用のコントロールパネルは、カラーグレーディング作業の効率を劇的に向上させます。
Blackmagic Designの純正パネルは高価ですが、投資に見合う価値があります。
エントリーモデルのDaVinci Resolve Micro Panelは、3つのトラックボールでプライマリーカラーコレクションを直感的に操作できます。
マウスとキーボードでの操作と比較して、作業速度が2倍以上になったという声も聞きます。
ストレージの拡張戦略
プロジェクトが増えてくると、内蔵ストレージだけでは容量が不足してきます。
外付けのNAS(Network Attached Storage)を導入し、完了したプロジェクトをアーカイブする運用が効率的。
SynologyやQNAPのNASは、10GbE接続に対応したモデルもあり、ネットワーク経由でも高速なファイル転送が可能です。
電源容量の適切な選定


消費電力の実測値から考える
CPUやその他のコンポーネントを含めると、システム全体で800W以上の消費電力になる場合もあります。
電源ユニットは、最大消費電力の1.5倍から2倍の容量を選ぶのが基本。
RTX5090搭載システムなら1600W、RTX5080なら1000W、RTX5070Tiなら850Wの電源が適切です。
80PLUS認証のグレードも重要で、Gold以上を選択しましょう。
Platinumや Titaniumは変換効率が高く、電気代の節約にもつながります。
電源の品質が安定性を決める
安価な電源ユニットは、公称値の出力を維持できなかったり、リップルノイズが大きかったりする場合があります。
DaVinci Resolveのような高負荷アプリケーションでは、電源の品質が システムの安定性に直結します。
メンテナンスと長期運用


定期的な清掃の重要性
DaVinci Resolve用PCは高負荷で長時間稼働することが多く、ケース内部にホコリが蓄積しやすい環境にあります。
3ヶ月に1回程度、ケースを開けて内部を清掃しましょう。
特にGPUのヒートシンクやケースファンのフィンには、ホコリが溜まりやすく、冷却性能の低下につながります。
エアダスターを使用して、丁寧にホコリを除去することが大切です。
簡易水冷クーラーの場合、ラジエーターのフィンにホコリが詰まると、冷却効率が大幅に低下してしまいますよね。
パーツの交換時期
GPUは3年から4年で世代交代が進み、性能が大幅に向上します。
DaVinci Resolveの新機能を活用するためにも、定期的なアップグレードを検討した方がいいでしょう。
メモリやストレージは、容量不足を感じたタイミングで増設するのが効率的。
特にストレージは、プロジェクトの増加に伴って確実に不足してきます。
ただし、新しいGPUに交換する際、電源容量が不足する場合は同時交換が必要になります。
よくある質問


DaVinci ResolveにはGeForceとRadeonのどちらが適していますか
GeForceを選択することをおすすめします。
DaVinci ResolveはNVIDIA GPUに最適化されており、CUDAコアを活用した処理が多数実装されています。
特にノイズリダクションやAI機能は、GeForceでの動作が前提となっているため、Radeonでは一部機能が使用できない場合があります。
最新グラフィックボード(VGA)性能一覧
| GPU型番 | VRAM | 3DMarkスコア TimeSpy |
3DMarkスコア FireStrike |
TGP | 公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5090 | 32GB | 48811 | 100624 | 575W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5080 | 16GB | 32230 | 77069 | 360W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 XT | 16GB | 30227 | 65902 | 304W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7900 XTX | 24GB | 30150 | 72481 | 355W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 Ti | 16GB | 27230 | 68043 | 300W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 | 16GB | 26571 | 59464 | 220W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 | 12GB | 22004 | 56070 | 250W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7800 XT | 16GB | 19968 | 49834 | 263W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 16GB | 16601 | 38866 | 145W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 16034 | 37709 | 180W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 15896 | 37489 | 180W | 公式 | 価格 |
| Arc B580 | 12GB | 14675 | 34471 | 190W | 公式 | 価格 |
| Arc B570 | 10GB | 13777 | 30463 | 150W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 | 8GB | 13235 | 31945 | 145W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7600 | 8GB | 10849 | 31334 | 165W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 4060 | 8GB | 10677 | 28218 | 115W | 公式 | 価格 |
メモリは32GBで足りますか
ただし、After Effectsとの連携作業や、複数のプロジェクトを同時に開く場合は、64GB以上を推奨します。
Gen.5 SSDは必要ですか
システムドライブとしてGen.5 SSDを使用すると、アプリケーションの起動速度が向上しますが、編集作業自体の速度向上は限定的です。
コストパフォーマンスを考えるとGen.4 SSDで充分といえます。
BTOパソコンと自作PCのどちらがおすすめですか
自作PCは自由度が高い反面、トラブル時の対応をすべて自分で行う必要があります。
納期が厳しいプロジェクトを抱えている状況で、PCが故障すると大きな損失につながる可能性があるからです。
空冷と水冷のどちらを選ぶべきですか
Core Ultra 7やRyzen 7クラスなら、高性能な空冷クーラーで充分に冷却できます。
水冷クーラーは冷却性能が高い反面、ポンプの動作音や、経年劣化によるクーラント漏れのリスクも考慮する必要があります。
4K編集に最低限必要なGPUは何ですか
GeForce RTX5070が最低ラインです。
RTX5060Tiでも4K編集は可能ですが、複数レイヤーを重ねたり、エフェクトを多用したりする場合、プレビュー品質を下げる必要が出てきます。
プロジェクトファイルと素材は同じドライブに保存していいですか
別々のドライブに保存することを強く推奨します。
プロジェクトファイルをシステムドライブとは別の高速SSDに保存し、素材はさらに別のドライブに配置することで、読み込み速度が向上します。
この構成により、タイムライン上でのプレビューがスムーズになり、編集効率が大幅に向上することが分かっています。
8K編集には何が必要ですか
ストレージも高速なGen.4 SSD 4TB以上を推奨します。
8K素材はファイルサイズが非常に大きく、プレビュー時のデータ転送量も膨大になるため、ストレージの速度が作業効率に直結します。

